以前オリジナルで改造していたコールマンランタン290Aをより安定して可動できるように、639Bのフェーエルチューブに換装しました。
オリジナル改造した時に、639Bのジェネレーターに換装していたので
今回はフェーエルチューブ交換のみです。
【ケロシン化】コールマンランタン パワーハウスツーマントルランタン290A
準備
パーツを準備します。
今回は North Field というコールマンのパーツを取り扱うショップの通販でGETしました。
639C用のジェネレーターやプレヒートカップはAmazonにも出ているので都合のいいところで購入します。
次にランタンを分解するための工具を用意します。
・モンキーレンチ
100均にあるものでも大丈夫です。
・13mmスパナもしくはコールマンスーパーレンチ
色々工具がある方はコールマンスーパーレンチをわざわざ購入する必要はないですが、工具がない方はこのスーパーレンチ+αあればランタンやストーブのメンテが出来ます。
・+ドライバー(0番)
100均にあるのでも大丈夫です。
フェーエルタンクと本体を接続した時に、リーク防止のための液体パッキンです。ランタンの燃料がホワイトガソリンや灯油なので、耐油性の物を使用します。この接続が甘いと燃料が漏れたり、圧抜けの原因になるのでここはしっかり押さえときます。
分解の仕方
火力調整ツマミを外します。
ボールナットを外し、ベンチレーターとガラスのグローブを外し、ヒートシールドを外していきます。
ヒートシールドを外すと、ネジが2個見えてきます。下の薄い方のネジから外します。
上:ジェネレーターを留めるネジ
下:バーナーフレームを留めるネジ
ネジが緩んだらC字のクリップを外します。
バーナーフレーム本体をゆっくり引き上げて外します。
マントルが邪魔なら外してもいいですが、丁寧に作業すればこのままマントルをつけたままジェネレーター交換等も出来ます。
このような状態になります。
カラーは知恵の輪のように外します。分解するのが初めての時は虫の残骸やホコリが溜まっている場所なので、ついでに清掃します。
バルブ本体を外していきます。
四角のところに写真のようにモンキーを噛ませ、反時計周りに回します。
液体パッキンが塗られているので最初は少し硬いかもしれません。
真鍮の金属パーツは、比較的に柔らかい金属なので、曲げたり破損させないように慎重に作業します。
バルブが緩んだらタンクから引き抜きます。
今ついているフェーエルチューブを、左のグレーの物に交換します。
フェーエルチューブは、ただねじ込んであるだけなので緩めて交換します。
交換が済んだら、液体パッキンの残りかすを取り除き、新しく液体パッキンを適量塗布します。
液体パッキンの塗布が終わったら、逆の手順で組んでいきます。
フェーエルタンクにバルブを取り付けたところです。
バルブを取り付ける時に、ねじ込み過ぎても、浅過ぎてもトラブルの元になるので注意します。
また、調整ツマミの位置が変な方向に向かないようにも注意して取り付けます。
分解する時と逆の手順で組み上がりました。
このまま点火したいですが、グッと我慢して液体パッキンが硬化するまで、放置します。
点火と消灯の仕方
翌日テスト点火してみました。
まず、ケロシンランタンならではの儀式のプレヒートです。
プレヒートカップの8分目まで、燃料用アルコールを注ぎ、このアルコールにライターやマッチで点火します。
この時、火力調整ツマミは全開にして、ポンピングはしていません!
アルコールに点火したら2.3分放置します。
ジェネレーターがいい具合に加熱されたら、自然と燃料が気化されてポッポッとマントルが光始めます。
この、ポッポッとマントルが自然に光始めてから、優しくポンピングしてあげると無事にランタン点火となります。
プレヒート不足で焦って点火しようとすると、このタイミングでランタンが火だるま状態になります。
火だるまになったら、燃料注入キャップを緩めてタンク内を減圧して消化し、ランタンが冷めてから再度アルコールプレヒートから再スタートです。
無事に点火しました!
火力調整ツマミは基本全開で使用します。
全開で使用しないと、燃料と空気の混合バランスが崩れ火だるまやジェネレーター不調になりやすいです。
ランタンを消灯する時は、この燃料調整ツマミで消すのではなく
燃料注入キャップを緩めて、フェーエルタンク内を減圧して消灯します。
僕はこのまま、燃料注入キャップを程よく緩めたまま保管しています。
ケロシンランタン化まとめ
ケロシン化すると、燃料を入手しやすくなるばかりか、ランニングコストも大幅に下げる事が出来ます。
自分で分解したり組み立てたりすると、愛着がわきより大事にしたくなります。
が、しかし、ホワイトガソリンランタンを改造するということで
コールマンの補償から外れ、何かしらの事故があった時は自己責任になります。今回この記事を参考に作業等され、もし万が一何か事故や破損が起きても完全自己責任にてお願いします。
改造などせずにケロシンランタンを使いたい時は
コールマンの並行輸入品があるのでそちらをどうぞ⇒コールマンケロシンランタン
追記(2020/08/09)
ツーマントルランタンより、シングルマントルランタンの方が安定して燃焼するような気がします。実際290Aより286Aの方が調子いいので。
ポンピングの度合いとかも関係するのかな?
その辺も細かく実証してみようと思います。
近いうちに286Aのケロシン化も記事も書きたいと思います。